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むし歯治療で神経を温存できる可能性を高めるために④

2017年3月17日

「直径0.6mmドリルの標準仕様」

 

 

 

人体の構造の中で一番硬い歯を削る際に用いるドリルには

大きいものから小さいものまで様々なものがあります。

 

 

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当然ですが、大きいものを使用すると歯を短時間で大きく削ることができますが、

当院ではできるだけ健康な歯を削らないようにすることに重きを置いてむし歯治療をしているので、

直径0.6mmという極細のドリルを標準使用しております。

 

肉眼だとほとんど小さい点としか見えないのですが、

先端の色が少し変わっている部分に粒子状の細かいダイヤモンドが焼き付けてありその部分でしか

削れないようになっております。

拡大下でこのドリルを使い、しっかりむし歯などの悪いところを確認しながら取ることができますので

健康な歯まで削るリスクを減らすことが可能になりました。

 

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(一番左は、最近購入したApple Pencilで一緒に撮ると大きさが全然違いますね。)

 

神経までの距離がギリギリの時などは特にこのような従来のものに比べ細いドリルが役に立ちます。

 

ただ、難点として、小さいドリルなのでむし歯を除去するのにかなり時間がかかることが挙げられます。

患者様にはいつも治療時間がかかってしまい申し訳ありませんが、

これもできるだけ神経を温存できる可能性を高めるための一つとご理解いただければと思います。

 

一度なくなてしまった歯はもう二度と戻ってきませんので

歯科治療の基本であるむし歯治療をどのようにするかは非常に

重要になってくると思います。

 

 

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