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京都大学発!歯周病の予防が動脈硬化の予防につながる可能性あり

2017年1月12日

現代社会において、日本人の4人に1人が動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くると言われております。

これらの重い病気は一命をとりとめても、その後の重い後遺症やリハビリ、介護など様々な問題をはらむことが近年、社会問題となっております。

 

それらの病気とお口の中の代表的な病気である歯周病との関係性が以前から多くの研究で示唆されていましたが、

このほど京都大学の調査結果より歯周病の予防が動脈硬化の予防につながることが報告されました。

 

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【京都大学HPより引用】

 

 

 

歯周病はお口の中にいる約900種類くらいの細菌の中で歯周病原性細菌と言われる特殊な細菌に感染することで起こります。

歯は歯ぐきに植わっていますが、歯ぐきの中の顎(あご)の骨の中に歯根と言われる足の部分を固定され噛んでも動かない構造になっていますので、

歯周病で歯が感染すると炎症性物質と言われる様々な副産物が血液を介して全身に回り悪い影響を及ぼします。

歯周病を予防し管理することで、動脈硬化による心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの重い疾患にかかるリスクを軽減することができると

京都大学医学研究科の浅井先生がコホート研究ではじめて発表されました。

 

皆様の歯科を受診する理由は色々でも、そこにはたくさんの意味合いとメリットが含まれています。

 

お体の重い病気とは違い、歯周病は幸いなことに原因と結果が比較的はっきりしており、

予防が可能な時代が来ています。

 

一本でも多くの歯を長く残す重要性は今後も高まり続けるでしょう。

 

 

 

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