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むし歯治療で神経を温存できる可能性を高めるために③

2017年3月9日

拡大ルーペの標準使用

 

 

可能な限り神経を温存する可能性を高められるように、

歯科用拡大ルーペ(キーラ社製5.5倍)の治療をどんな状況でも行っております。

これを使用する事で、神経ギリギリの深いむし歯も削りすぎないようにピンポイントで

治療することができるので、かなりの確率で神経を温存することができるようになりました。

 

 

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ただ強拡大で観察できるこの道具は、慣れないと目の疲れや頭痛などを引き起こし

歯科医師泣かせの道具であることは確かです。

実際、私も使い始めの時は、10分も付けて診療することができませんでした。

視界から飛び込んでくる情報量も多くなるので脳も極端に疲弊しやすくなり、

すぐに外したくなる心理状況になるのだと思います。

ただ、少しずつ鍛錬と思い、毎日つけて治療を続けると、最初に見えなかったものが

毎年毎年少しずつ見えてくるので不思議なものです。

今ではこの道具がないと診療する気になれませんし、

肉眼での治療はどれだけ見えてなかったんだろうと思います。

 

ではこれを使用して歯を実際みるとこのような感じです。

新規 Microsoft PowerPoint プレゼンテーション (2)拡大される前の左側の写真だと歯と歯の間が黒くなっているので

一見するとむし歯のように見えますが、拡大すると歯に穴が開いてるわけだはなく

着色しているだけとわかるので歯を削る必要がないと診断できます。

本当に削る必要があるか、ないかも拡大しながら歯を観察すると

様々な状況が確認できますので、

肉眼で見るよりもはるかに正確に判断できます。

 

「肉眼では到達できない治療レベルの提供」

これも下北沢井上デンタルクリニックの大切にしているところです。

むし歯の大きい小さいにかかわらず、すべての患者様に

この拡大ルーペを用いて診療し、皆様の大切な歯を少しでも長く使って頂けるよう

取り組んでいます。

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